情報はマスコミではなく忍者から プーケットタクシー屋オヤジの香港脱出記
世界中を巻き込む一連のコロナ騒動で、ほんま、えらい生活や仕事の様子が変わりましたなぁ。
ワシの周りには海外在住自営業系の人が多いけど、結構皆さんその荒波をモロにかぶりながらも頑張ってはりますわ。
ワシ自身もそのうちの一人なんやけど、
ちょうど25年に渡る香港での生活を完全に切り上げて、
バンコクでの生活とプーケットのタクシー業に専念しようとし始めたタイミングでこの騒ぎに巻き込まれて、久しぶりにドキドキさせられましたんよ。
去年の秋ごろから今年の3月頃までにあった事は初めて経験することが多かったもんの、通常やったら難なくこなせるであろうことが、結構綱渡りになって危ないところでしたわ。
記憶が薄れる前に、備忘録も兼ねて書いて行こう思うてます。
(長うなってしもたらすんまへん。
いや、間違いなく長うなるはずです。)
今後海外移住、海外就職、海外投資、国際結婚などを目指す人の役に立つ部分があるかも知れません。
(ないかも知れまへん。)
1)「予定変更」
2019年11月、
母ちゃんの誕生祝いにバンコクから女房を連れて帰国。
まだコロナ問題は世間ではまったく報じられてない頃ですわ。
(実際はしらんけど。。。)
当時、ワシの頭の中は別の心配事があったんよ。
元々は夫婦でバンコク―日本―香港と渡って、
香港での仕事を片付けてバンコクに戻る予定をたてとったわけ。
LCC普及のおかけで、こんな飛び方出来るようになってるんよね。
全部、片道で予約して、3角形でも4角形でもなんでもあり。以前やったらフラッグキャリアとか使こていちいち往復で予約せないかんかったからなぁ。
こんどプーケット来る人も大いにこの手を使こて、バンコクだけやのうて、シンガポールでもクアラでもペナンでも香港でも一回の旅行で楽しんだらエエで。
(ところでLCC、生き残れるかな。。。)
すっかり忘れられてると思うけど、香港は6月頃から政治的に不安定な状態になってたんよ。
(日本では大して報道もされてなかったでしょうが。)
永年香港で商売してたワシにとっては、この数年続いてたバンコク(+プーケット出張)との三重生活という体力的にもキツイ生活をエエ加減何とかしたいっちゅう気持ちもあったもんやから、
「こらそろそろ潮時やな。」
って考え始めてたわけ。
香港の商売自体はバンコクに住み始めた数年前から、ちょっとづつ規模を小さくして、人を雇うのもやめて、ホームオフィスに。
ややこしい注文とかは逃げて単純な仕事だけにしてたし、売掛の回収、在庫の現金化もほぼ終了してたんは今にして思うたら
”運が良かった“
っちゅうか、タイミングにも恵まれてたんやろね。
日本に行く数日前、
「やっぱり、こらあかんわ。
日本で温泉浸かったら、悪いけど、お前先に一人でバンコク帰っといてくれ。
香港はワシ一人で行くわ。」
香港の友達に会えるのを楽しみにしてた女房はグズグズ文句言うてたけど、
「アカンもんはアカン」
もちろん、LCCやから払い戻しはきかんので、女房のチケットは日本―香港―バンコク、2枚分パーやし、当然日本からバンコクへの切符は新規手配。
金はかかるけど、身の安全には代えられん。
当時、香港ではデモがエスカレートし、
一部の市民と警察の闘いは既に“小競り合い”っちゅうには規模も内容も荒れ過ぎた状態やった。
(“大袈裟に言いやがって”
って思うてる人もおるやろね。
でもねぇ、
ニュースっちゅうもんはフィルターかけられて内容スカスカやったり、
意図的がどうか知らんけど、捻じ曲げられて伝えられてる場合も
“あるかも知れん”。(って言うとこか)
自分の身を守るのは自分だけなんよ。
情報戦で負けてたらもうワシ、やる前からアウトやもんね。)
しかもワシらの滞在予定は11月18日から25日。
えらいことに24日(日)は香港の区議会●挙や。
分かる人には分かるやろけど、
そらやっぱりアカンのよ。
*ワシの方針*
政治と治安が不安定になりかけてる第三国にワイフを滞在させない。