逃げ切り成功? プーケットタクシー屋オヤジの香港脱出記
7)気が変わる前に
内見はワシがバンコクに戻った後はエージェント任せ。
香港人は旧正月モードやから、あまり動かんやろ。
1月25日の初一(旧正月の元旦)を間近に控えた22日。
「OO先生、
壁塗る職人が明日、部屋を見たいって言うてますんで行かせます。」
「おう、不動産屋に伝えとくわ。」
下見が終わると、
「OO先生、
職人曰く、今日中に材料揃えて、
明日と明後日でぜ~んぶ仕上げます、とのことですわ。」
「旧正月前にもう一仕事やってしまう、っちゅうことやな。
ほな、任せるからよろしゅう頼むで。」
「@師傅、 (職人さんなどはこういう呼び方をする)
XXさんの紹介で明日からの仕事でお世話になりますOOです。
旧正月寸前にえらい無理言うてすんません。
よろしゅうお願いします。」
「OO先生、
この部屋売るんやろ。
部分的に塗り替えたら何か隠してるみたいで不細工やから、
問題個所以外もぜ~んぶ塗っとくわ。
終わったら写真送るから心配いらんで!」
結局@師傅はたったの2日で素晴らしい仕事をしてくれたんよ。
もちろん、丁寧にお礼の電話をして、
XXさんには費用請求を依頼して、瞬時に送金。
かくして、何と旧正月前にまた一つ問題解決。
さすが、み~んな香港人。
なんでも、“早い”。
色々と協力してくれる周りの人に感謝やなぁ。
一方、プーケットのタクシー業は
今年の旧正月休みはさほど特別忙しくもならず。
香港人のお客さんは普段から結構ご利用いただいてるんやけど、
中華圏のお客さんの開拓をもっと頑張る必要あるよな~。
(アジア在住で旅行する方はどうぞプーケットへお越しください。
deedeephuket が楽しいホリデーをサポートします。)
2月10日の香港行きを前に、
香港でマスク不足が深刻という情報がどんどん入ってくる。
バンコクでも既に品薄になり始めていたマスクを探しまわる。
高いのも安いのもとりあえず買えるだけ買う。
日本の母ちゃんと妹にも香港で要るから、ということで調達依頼。
(結果的には母ちゃん達はそのマスクで日本のマスク不足を乗り越えることになる。)
そうこうしてると、不動産エージェントから電話。
「OO先生、今日内見した客がら指値があります。」
やっと来たがな。
でも、値段キツ~。
予想通りの香港バーゲン闘争スタート。
結構のバトルがあり、
一度はしびれを切らした相手が手付の小切手まで切ってきたけど、
それも突っぱねてもうひと頑張り。
なんとか盛り返して、交渉成立。
頑張ってくれたエージェントに感謝。
(恐ろしいことに成約した値段ははじめにエージェントが言うてた値段とほぼズバリ。
さすがプロですな。
そういう人がそばにおって、ホンマに良かったですわ。)
速攻で契約書のスキャンにサインして送り返す。
すると、
「OO先生、10日夜は何時に空港着ですか?
どんなに遅うても待ってますから、その日のうちに
契約書の原本にサインしてください。」
「おいおい、深夜近くなるで。
次の日でもエエやろ。」
「何言うてるんですか!
デモに追い打ちかけてコロナで香港はガタガタでっせ。
先方の気が変わる前にチャッチャとサインせんとキャンセル喰ろうても知りまへんで!!」
ああ、その通りや。
ワシ、バンコクでゆる~く暮らしてるとどうも香港のペースに乗り遅れる。
これで大きな仕事にケリがつきそうで、
香港滞在中に済ませる仕事もそろそろカウントダウンや。
でもちょっと気になる事が。。。
物件受け渡し日は
4月6日。
*教訓*
急ぎ過ぎると墓穴を掘り、見過ぎると”居付き”となる。