後から言うても遅いで プーケットタクシー屋オヤジの香港脱出記
10)念には念を
3月3日(火)深夜、予定通り香港に。
以前から少しづつ進めてたもんの、
家財の断捨離と粗大ごみ廃棄をペース上げて片付けんと、
全部バンコクに持って行くことも出来んしなぁ。
永らくこの部屋は一人で使うてたんで、
出来るだけ物を増やさんようにしてたつもりが、
まあ、人間が生活すると、余計な物が自動的に溜まっていくんやね。
衣類、寝具。
趣味の道具。
仕事関係の書類、サンプル、ファイル。
キッチン用具、食べ物。
本。
捨ててしまうには惜しい物も多かったけど、
そうも言うてられんしなぁ。
そんな作業の隙間に再度、会計士へ。
登記終了まで会計事務所の住所を借りる書類にサインし、
最後に残った銀行口座閉鎖のための手書きの委任状を渡す。
「もう来んでもエエよ。
これでぜ~んぶ終わりや。
体に気ぃつけて頑張りや。」
「はい。
もし、将来また香港で会社作るときはお世話になります。」
ワシ個人にとっては25年に渡る香港での商売の歴史的最後の時やった。
これで、不動産売却、会社閉鎖は一応ほぼ、終了。
もう一つの
“いつでも資金移動できる体制つくり”は、
先日バンコク滞在中に、インターネットバンキングで、
試しに香港の口座からバンコクの口座に少額送金してみたところ、
難なく送金完了したので、問題ないやろう、と思ってたんやが、
一応、念のために、
インターネットバンキングの登録済送金先にバンコクの口座を登録しておいた方がエエやろ、と思って今後メインで使うことになる香港の銀行に行ってみる。
「タイの自分の口座に送金するために送金先登録したいんです」
「この書類に口座情報書いてください。
一日の送金は100万HKドルまででっせ。」
「え?
100万HKドルまで?」
「個人の口座の場合、実際に支店に来ての手続きの場合はいくらでもOKですが、
インターネットバンキングの場合は1日に100万HKドルしかできまへんのや。」
「先日、未登録の状態で少額送金してみたんですけど。」
「未登録の口座へは10万HKドルが上限ですな。」
うわ。
来てよかった。
まさか香港の銀行にこんな送金額の上限があるとは、知らんかった。
会社の口座と違うのね。。。
ということで、もう一軒の銀行でも同様の手続きをして、
一応この作業も終了。
(これは主に、バンコクで不動産を購入するときの送金用をイメージしてます。
あとは、確率は少ないと思うけど、今後の地政学的リスクによって、海外送金の規制がかかりそうな雰囲気になったら、その前にチャッチャとお金を逃がすため。
こういう状態にはなってもらいたないけど。)
*教訓*
何事も法人と個人の扱いは違う。