タイの田舎おぼっちゃまの習い事 プーケットのタクシー屋のオヤジの戯言
昔、夏休みというたら学校のプールに通うたもんでしたな。
お盆休み以外は毎日、行く度にカードにハンコを押してもらうんですわ。
それが休みなく続いているのが自慢で、友達に見せびらかして競争していたもんです。
その割にワシは水泳はなかなか上達せず、あまり良い思い出はありまへん。
今でも覚えてるのは、
夏休み明けにあった“記録会”とかいうやつ忌々しいやつですわ。
あれは忘れもせん小学校5年生の時です。
その年の担任の先生は男性でしたが音楽専門の先生で、非常に厳しい人やったんです。
何かにつけ、ワシの言葉尻を取って厳しく叱ったり、
生徒会の役員に立候補させたりするんですわ。
そのうちの一つがこの“記録会”ですわ。
まあ、簡単に言うと、50ｍをどんなタイムで泳げるか記録するわけです。
でも、それは水泳が得意な生徒だけが立候補して参加するもんで、
得意でない子は見てるだけでエエんですね。
それをまたどういうわけか、ワシを出させるんですわ。
この先生。
しかも、ワシはまだ一回も50ｍ泳げたことないんでっせ。。。
その日、自分の順番が回ってくるまで、他の子たちが泳いでるの見てますわな。
得意な子はそれこそ魚のようにスイスイ泳いで、羨ましいぐらいですが、
結構多くの子が緊張してるのか、途中でギブアップして、50ｍ泳ぎ切る前に立ってしまうんですね。
それを見るとますます緊張して、震える気持ちでしたな。
いざ、ワシの番が回ってきました。
言わずもがな、もともと50ｍ泳げたことないんですから、
25mのターンをするころにはもうスタミナ切れでヘロヘロです。
帰りの25mは無限の距離に思えましたな。
でも、こんな大勢の前で恥をかくのは子供心にも何とか避けたいわけです。
必死で泳ぎましたわ。
平泳ぎやったんですが、手足痺れて、最後はイヌカキみたいなサマで、何とか立たずに50ｍ泳ぎました。
記録は
オーバー2分
最長不倒記録。。。
ようそんな長いこと泳げたといまだに感心します。
40年以上前の昭和のパワハラ小学校の思い出です。
それに比べて、我がチェンライの二人の小学生の甥っ子くんたち。
今日、ワイフの買い物のついでに水泳教室まで迎えに行ったんですよ。
その前に水泳教室の先生からLINEでショートビデオがおくられてきたんです。
レッスンの様子をお母さんに見せるんですな。
時代が違いますわ。
なんと、小学生二人に先生一人。
ほぼプライベートレッスンですな。
こんな贅沢できるんや。。。
行ってみたら分かりました。
以下、現場です。
田舎ならではですな。
水泳の先生は家の庭にプールを作ったんです。
それも小学生ぐらいにはちょうどエエサイズ。
ワシらが迎えに行った頃にはレッスンは終わり、
先生の家の庭になっているランプータンを枝ごと取って、
食べながら待っていました。
（手前の扇風機の上の木になってるの見えますか）
こんな贅沢、バンコクでも絶対できませんな。
先生これでちゃんと儲かってるかどうかは知りまへんけど。
今日は二人は足にヒレ付けてバタフライの練習してた模様。
ワシみたいに水泳で恥かくことはなさそうですわ。
プーケットのぼったくりドライバーに関しては過去記事をご参照ください。
プーケットの平和はワシらが守ります。
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