衝撃の稼働率 プーケットのタクシー屋のオヤジの戯言
安全を取るか経済を取るか、
という議論がゴールもなく延々と堂々巡りをしている間に
人の移動をベースとする商売がどんどん弱っていってるようですな。
もちろんワシらが属する観光業はその最たるもんで、
一体、どのぐらいの落ち込みとか、
どのぐらいの廃業とか、
ぜ~んぜん見当すらつかん状態ですな。
まあ、ワシらは同業他社(タクシー屋)とは全く付き合いがありまへんし、
ライバル会社が存続してるのか廃業してるのかもはっきりわかりまへん。
あとは、アトラクションやレストラン、それにホテルなんかがシャッター降りてるとか、そんなことで状況を把握してるぐらいなんですわ。
そうは言うもんの、少しは状況を客観的に理解したいので、
いろいろな仕事をしている人に状況を聞くんですよ。
でも、バンコクではあまりワシらの普段の生活圏内に観光業の人はおらんのですわ。
しかし、先日一人思い出したんです。
ワシの趣味の仲間にひとり、世界的に有名な大手ホテルチェーンで働いてるタイ人がおるんですわ。
ホテル業界というのは野球選手みたいに仕事が出来てその人の価値が上がると、
同業他社に移って職位や給料が上がっていくらしいですな。
その彼もだんだんと実力をつけてきたんでしょうな。
去年ぐらいに元いた有名ホテルから他の有名ホテルに移籍しましたんですよ。
それで今はそのうちの3軒のホテルの管理をしているようです。
しかもそのうちの1軒はプーケットにあります。
イニシャルを書いたらすぐに分かってしまうぐらいの有名ホテルです。
その彼に聞いたんですわ。
「最近仕事はどないや?
7月1日から営業再開したって言うてたけど、
稼働率はどれぐらいあるんや?」
「仕事は悪いです。
私が担当してる3軒は8から10ですわ。。。」
「は?
パーセントか?」
「はい。」
「うわ。
ほな、そのうちのプーケットの稼働率は?」
「プーケットは5-6ですな。」
「。。。」
そら、タクシーの注文少ないのも当たり前ですなぁ。
こんな数字、言うたらドライバーもオペレーターもビビってしもて、
落ち込んでしまうから言うのは止めときますわ。
これ、何百室もあるホテルでっせ。
中小の廃業したホテルが売りに出ていると聞いてますが、
こんなんでは有名大型ホテルも長くは持たんのではないでしょうか。
休んでるより出費多くなるわけですからなぁ。
逆に言うたら、
今のプーケットは通常では考えられないほど静かな時間を過ごせる、ということですな。
ビーチやゴルフ場もすいてまっせ。
プーケットのぼったくりドライバーに関しては過去記事をご参照ください。
プーケットの平和はワシらが守ります。
プーケットにお越しの際は事前にLINE等でご用命ください。
安全確実にお迎えお送りいたします。