羨ましい? プーケットのタクシー屋のオヤジの戯言
世間では夏のボーナスが話題になっているようですな。
悲惨、驚愕、恐ろしい、などなど。
悲鳴のような声がそこいらじゅうに飛び交ってますわ。
まあ、業種とか会社の規模とか、
いろんな要素があって、その悪いニュースの悪さ加減にも程度の差はあるのでしょうが、
今回に関しては良いニュースを得ている人はワシのまわりにはあまりおらんようです。
自営業を始めて間もない頃は、
ボーナスが増えたとか減ったとかいう世間の話を聞いたら、
増えてようが、減ってようが、
ある種の“羨ましい”みたいな気持ちを感じてしもうた時期がありましたな。
簡単に言うたら、
自営業は決まった給料、ボーナス、退職金、がない。
しかも、海外で始めてしもうたら年金もない。
そんなことは自営業を始める時点で分かり切ってたことやし、
それを受け入れて、それがない将来を受け入れて自分がやりたいことをスタートしたわけよね。
そのくせ、商売の調子が悪くなると、他人が羨ましくなってしまうことがあったんよね。
いくら決意して始めたっちゅうても若いじぶんはまだ気持ちがフラフラしとるんよね。
よう考えたら、
なんで会社辞めて自分で商売やろうと思うたんやろね。
色々細かい理由はあるんやけど、
ワシの場合は自分を取り巻くある種の窮屈な“枠”みたいなもんから外れたかったんやろなぁ。
そして、窮屈に感じたその枠みたいなもんの中でやっていくことの苦しさ厳しさとその代償を天秤にかけて、枠から出ることを選んだわけよ。
そのくせ、商売の調子が悪くなると他人を羨む気持ちが出たもんですわ。
何十年も厳しい組織の中でその規律に従って仕事をしていく苦労をしてないくせに、そのエエとこだけ聞いて“羨ましいも”ないわなぁ。
まあ、身勝手甚だしいですわな。
例えて言うたら、
エエ格好して、フリーエージェントでチームを出て、
調子悪なって捨てられそうになったら元のチームに残ってたら良かった、
とグズグズと愚痴をいうようなことですわ。
ということで、
ワシは給料やボーナスがない人生をもう結構長いことやってますんで、
その“羨ましい病”は克服してますねんけど、
今から始める人とか、始めたばっかりの人の中には今頃、
昔のワシのような気持ちになってる人がおるかもしれまへんな。
そらまあ、気持ちは分かりますよ。
今、自営業してる人は相当キツイ立場にいる人が多いでしょう。
でもね、
忘れたらあきまへんで。
頑張って儲かったら、
儲かった分だけぜ~んぶ自分のもんでっせ。
苦しい時期もあるけど、
最後に笑うたらエエんですわ。
頑張りなはれや。
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